代表川島の社長ブログ

フィリピン・マニラの展示会「PHILMEDICAL」の視察

2024.08.16

SMXコンベンションセンターマニラの外観(その1)

SMXコンベンションセンターマニラの外観(その2)

本展は2階での開催

展示会のエントランス

出展企業は300社程度

外観は東京国際フォーラムのようなイメージ

2024年8月14~16日にフィリピンの首都マニラで開催された医療系の展示会「PHILMEDICAL」の視察レポートです。展示会場は「SMXコンベンションセンターマニラ」になります。本展示会場はマニラ湾に面したエリアに所在し、周辺にはアジア最大のショッピングモール「モールオブアジア(通称MOA)」が隣接しており、非常に賑やかな場所にあります。ニノイアキノ空港からも車で15分ほどの場所です。
なお、フィリピンにおける主要展示会場は以下の通りです。
セブ国際コンベンションセンター
Cebu International Convention Center
床面積:28,000平方メートル
ワールドトレードセンターメトロマニア
World Trade Center Metro Manila
床面積:24,000平方メートル
SMXコンベンションセンターマニラ
SMX Convention Center Manila
床面積:17,170平方メートル
SMXコンベンションセンターダバオ
SMX Convention Center Davao
床面積:5,200 平方メートル
東京ビッグサイトの床面積が14万平方メートルですので、フィリピンの展示会場はいずれもそこまで大型と言うわけではありません。2023年の名目GDP(IMF統計)が世界34位で、人口1.156億人 (2022年)ということを考慮すると、もっと大きな展示会場があっても良さそうな気もします。いずれの国にとっても展示会は格好の経済活動を推し進める大切な機会であり、それを支える大きな展示会場は必須インフラと言えます。もしかすると大型展示会場の不足はフィリピンのネックなのかも知れません。
本展の装飾内容についてですが、全体はブースシステム(オクタノルム)で構成されていました。フィリピンでもオクタノルムは流通しているようです。出展社はおよそ300社程度で、90%以上がパッケージブースとなっていました。一部の企業は木工を利用した特別装飾がされていました。特別装飾ブースにおいてもそこまで派手ではない印象ですが、曲線を利用したデザインや間接照明の使い方が、タイ・バンコクでよく見るブースに似ていました。好まれるブースデザインが共通しているのでしょう。医療系の展示会と言うこともあってそこまで派手な装飾は必要ないのかも知れません。この点は他の展示会とも比較しつつ注視していきたいと思います。出展企業の国籍はざっと見たところ中国・インド・韓国が多かった印象です。日本企業は確認できただけで1社でした。