雑貨系の場合
雑貨系のブース看板では、製品の機能と魅力が伝わるようなキャッチーな文言が必要です。製品の見た目が特徴的な場合は、写真を大きく載せるのも良いでしょう。用途がわかりにくい場合は、説明する文言と使用中の画像を載せることで来場者に理解されやすくなります。
雰囲気で集客はできない。
このジャンルの出展者様は、ブースの雰囲気づくりにばかりにとらわれてしまう傾向があります。しかし、それは展示会において重要ではありません。なぜなら、ブースの雰囲気と製品の内容や良さは直接関係がないからです。
来場者はブースそのものを見に来ているのではなく、「自社に役立つ製品やサービスはないか」探しに来ているのです。
来場者に「素敵なブースだった」と思わせるだけでは、決して商談につながりません。看板で「何を展示しているのか」を伝え、来場者に「この展示製品は、自分と関係がある」と思わせることこそが、新規顧客の獲得につながるのです。
雑貨系のブース看板では、製品の機能と魅力が伝わるようなキャッチーな文言が必要です。製品の見た目が特徴的な場合は、写真を大きく載せるのも良いでしょう。用途がわかりにくい場合は、説明する文言と使用中の画像を載せることで来場者に理解されやすくなります。
アパレル・スポーツ系のブース看板でも、製品の特長を言葉で明記する必要があります。特にアパレル系の展示会では「バッグ展」「シューズ展」など、ジャンル分けが細かく、同じカテゴリーの製品を扱うブースが並んでしまう場合があります。すなわち、同業他社との差別化が一層重要となるのです。事前に「自社製品の最大の特長は何か」を整理し、明確にしておくと良いでしょう。
美容系のブース看板では、製品の写真を大きく使うことがポイントです。実際のパッケージと中身の写真がそれぞれ入っていると良いでしょう。美容器具等の場合は、製品を使用している画像を載せると来場者が共感しやすくなります。
また、写真やロゴだけではなく、言葉で成分や効果を明記することが重要です。
展示台は通路側。
製品はたくさん用意。
製品を多くの来場者の目に入れるためには、展示台を通路側に置くことが鉄則です。
それは、来場者がブースに入ってまで製品を見ないから。また、このジャンルでは、製品のサイズが小さいことが多く、展示する製品数が少ないと寂しい印象になってしまいます。それを防ぐためには、展示用に製品をたくさん用意することが重要となります。
このジャンルの製品はサイズが小さく、来場者の目につきにくい傾向にあります。しかしその問題は、通路側に展示台を置くことで解決します。また、ひな壇をつけて高く展示するのも有効でしょう。ひな壇の間に蛍光灯を入れると明るく華やかになります。壁に棚板を取り付けその上に製品を置くことで、たくさんの製品を展示することもできます。その際、棚板の下に蛍光灯を設置すると下段が暗くなりません。
アパレル・鞄や靴などは、展示台に置いて展示するほかに、壁面にかけて展示することもできます。その際、メッシュパネルを使うと会期中に製品の追加や場所移動変更もしやすく便利です。
美容器具や化粧品を展示する場合は、実際に使ってもらうのが有効です。
通路側に展示台を置いて展示もしつつ、それとは別に、専用のスペースを作ってデモンストレーションを行います。スタッフが来場者一人一人に付き添えば、来場者と長時間コミュニケーションをとることができます。椅子を設置せず、高めの展示台を通路側に設置し、展示スペース兼デモスペースにするという方法もあります。
薬事法 | 薬品や健康関連製品、美容関連製品などを扱う場合、当然ですが看板やパネルに載せるキャッチコピーにおいて「~病が治る!」など薬事法に抵触する可能性がある表現は控えましょう。効能の根拠となるデータが必要な場合は、あらかじめ専門の機関に調査を依頼し取得しておきましょう。 |
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特殊な申請 | 美容関連製品のデモンストレーションを行う場合、申請が必要となることがあります。必要な申請の例としは下記のようなものがあります。 ●マニキュアや除光液を使用する場合:それらの持ち込み申請 ●キャンドル/お香/ディフューザーを点火して展示する場合:危険物の持ち込み申請・裸火の使用申請 ●水素ボンベの持ち込み/水素関係製品を使用する場合:それらの使用申請 ●その他、まつ毛エクステンションの実演や脱毛機器の使用、美容医療行為の届出など、特殊な申請が必要となる場合もあります。 記載した申請はあくまでも一例であり、すべて展示会により異なります。そのため、必ず展示会のマニュアルを熟読し、不明点や気になる点がある場合は主催者(事務局)への問い合わせが必要です。当日、違反や申請漏れが発覚した場合は、デモンストレーションの中止やブースの撤退を命じられる場合があるので注意が必要です。 |