ブースは「伝達力」が命

ブースの場所はどこが良いのか?

2022.06.02

デザインチームの川島です。
今回は「ブースの場所はどこが良いか?」について記述したいと思います。
ケースバイケースで、必ずしも言い切れない部分はありますが、一般的には以下の条件を満たすブースが有利となります。
①開放面が多い
②広い通路に面している
③出展製品とマッチしたゾーンに入っている
④会場の外周に面している
⑤集客力の強い企業が近くにある
それでは、一つずつ理由を述べます。
①開放面が多い
四面開放(独立小間) > 三面開放 > 二面開放 > 一面開放
という順番で有利になっていきます。開放面が多ければ多いほど、来場者とブースの接点が増え、ブースを見てもらえる時間が長くなり、結果としてブースへの集客が増えます。ただし、一般的には、ブースの大きさを広く確保しないと、開放面が多いブースを提供してもらいないという傾向があります。大型のブースほど独立小間になりやすく、小さいブースは一面開放になりやすいです。
②広い通路に面している
広い通路に面しているブースの方が、来場者の通行量が多くなり、結果的に集客が増えます。広い通路では、ブースの看板を見ていられる時間も長くなるので、そういった意味でも有利です。ただし、大通りには大型のブースが配置されやすいという傾向があります。
③出展製品とマッチしたゾーンに入っている
一つの展示会でも、いくつものゾーンに分かれている場合があります。例えば、機械要素技術展の中には、「洗浄ゾーン」「配管ゾーン」「摩擦対策ゾーン」などがあります。出展製品とゾーンがマッチしていない場合、来場者とのミスマッチが生じてしまい、集客が悪くなります。興味が無い来場者に対して、いくら製品を見せても意味がありません。出展製品と出展ゾーンが合致していることは大切です。
④会場の外周に面している
会場の外周は、通常の通路よりも人通りが多くなる傾向がありますので、外周に面した場所は有利です。外周には人が溢れているけれども、その内側の通路は閑散としている光景をしばしば目にします。ただし、外周も大型ブースが入る傾向が強くなります。
⑤集客力の強い企業が近くにある
ブースの周囲に集客力の強い企業や、セミナー会場などがあると、定期的に人の流れが出来て、ブースを見てもらえる機会が増え、結果的に集客が増えます。やや他人頼みな戦略ではあります。
最近は、出展者様から「どの場所がいいですか?」と聞かれることもあります。
ブース位置についてアドバイスをさせていただきますので、お気軽にお問合せください。