日本薬剤師会学術大会での8m×5mのブースとなります。
小間条件としては一応3面開放ブースとなりますが、1面は会場壁面に向いていますので実質2面開放ブースと言ってもいいかもしれません。
日本薬剤師会学術大会は公益社団法人日本薬剤師会が主催する学術大会で毎年会場・地域を変え行われます。
2023年は和歌山県民文化会館、和歌山城ホールなど会場で行われ盛況のうち閉幕しました。
出展社様の商材は電子薬歴システムや、電子カルテなど、薬局での
クラウド型業務支援システム
を出展されています。
こちらのブースは主にブース前方のプレゼンスペースと、中央から奥のデモスペースに分かれます。
会場入り口からの主導線に面している通路はプレゼンスペース手前の面しかないので、プレゼンスペースで集客をし、興味をしめしてくださった来場者を奥のデモスペースにご案内するというオペレーションが主となるかと思います。
しかし、一見すると大型モニターを使用したプレゼン(セミナー)は集客効果が高いように見えますが、実はプレゼン(セミナー)は使い方を間違えるとあまり集客に効果を発揮されることのないものとなります。
理由は、プレゼン(セミナー)は常に来場者に対し魅力のある状況を作っていない可能性もあるからです。
プレゼン(セミナー)では流れがあるので、来場者が来るタイミングで来場者に対し訴求力のある場面をタイミングよく作れていない場合があります。
例えば、これから来場者に対し、非常に魅力のある提案をしようとしていたのに、その前に来場者に立ち去られてしまう、など惜しい場面も実際にあるのです。
そのようにならないように、プレゼン(セミナー)をするには以下のようなことに注意するようにしたらいいでしょう。
①セミナーは短く、端的に
②看板で訴求を補うことが重要
③使用するディスプレイはできるだけ大きく
①は、非常に重要で、できれば1分~3分程度で終われるようなミニセミナーにすることがお勧めです。
1分~3分では、とても短いように感じるでしょうが、視ている側としてはとても長く、時間に追われている来場者も多いことから考えると最適な長さです。
1分~3分の間で要点のみを簡潔に説明意することで、最後まで来場者をセミナーに釘付けにすることができ、この後のデモ・商談への誘導も容易になります。
②の看板で訴求を補うことが重要ということは、さらに重要で、常に重要なことを映し出したり、話しているわけではないプレゼン(セミナー)とは違い、常に重要な文言を大きく映し出している看板は、いかなる時でも来場者を取りこぼさないために重要です。
③も重要ですが、これはできるだけで構いません。大きなディスプレイを使うことで訴求力は高まりますが、変わりに看板を使って訴求することで補うことも可能です。
このようにプレゼン(セミナー)をするため、プレゼン(セミナー)を効果的に使うためにも、様々な方向から考えを巡らし、より効果が発揮できるようにブース全体からデザイン・設計を考えることも展示会を成功裏に収めるためには大事なことです。
出展社様からは、今回の日本薬剤師会学術大会は、主要都市圏での開催ではありませんでしたが、想像以上に集客でき、大変良かったとの言葉をいただきました。
たしかに一般的な展示会からすると全体の来場者数は少ないかもしれませんが、集客できるブースを造ることで、よい展示会とすることができるかと思います。