ブース装飾事例

日本最大級の水産業界展示会 ― ジャパンインターナショナルシーフードショー

「ジャパンインターナショナルシーフードショー」は、水産・食品業界における最新の商材や技術、サービスが集結する国内最大規模の専門展です。国内外のバイヤー、商社、飲食・中食・小売関係者が一堂に会し、取引先開拓や新商材発見の場として毎年大きな注目を集めています。単なる展示会ではなく、“水産ビジネスの市場”としての機能を果たすため、出展者にとっても来場者にとっても非常に実効性の高い展示会です。

木工造作×壁面訴求 ― シンプルかつ「伝達力」のあるブース設計

今回のブースは4m×4ｍの3面開放ブースとなり、木工造作によるブースとなります。
木工造作ならではの高級感を基盤としつつ、大きな壁面看板で訴求力を高める構成となっています。
一般的に木工ブースは「落ち着きはあるが派手さに欠ける」と見られがちですが、本ブースでは黒を基調とした壁面を全面的に活用し、白文字や寿司ネタの写真を強調。視認性の高いキャッチコピーとともに、来場者に一瞬で「寿司・刺身用スライス魚製品の専門ブース」であることを伝えます。

つまり、“木工の持つ上質さ”と“グラフィックの持つ情報伝達力”を両立させ、落ち着きながらも強いアイキャッチを実現したデザインとなっています。

また、より目立たせるために施工した、ブース角のタワー型看板にも、訴求要素を入れるのはもちろん、「海」産物を意識したブルーのライトを線状に配置し、より雰囲気と視線を集める工夫をしています。
このような会場では、「光」による演出も目を惹くために重要になってきます。

多彩な寿司ネタ ― 「使いやすさ」と「他では見ないラインナップ」

展示商材は、寿司や刺身用のスライス魚製品。
定番のネタより市場では取り扱いの少ない希少な魚種を揃えている点が大きな強みです。現場で扱いやすいようにカットされており、オペレーションの効率化と差別化を同時に実現します。「美味しさを簡単に。多彩な旨ネタを使いやすく」というメッセージが、まさに商品特徴を端的に表しています。

冷凍・冷蔵ショーケース×試食 ― 見て、味わって、納得する体験

ブースには冷凍・冷蔵ショーケースを設置し、商品を鮮度感そのままに展示。さらに来場者には試食を通じて実際の味わいを体感していただけます。視覚情報だけでなく“口に入れてすぐにわかる品質”を訴求することで、より具体的な商談へスムーズに誘導できるのも本ブースの特長です。

木工ブースの“可能性”を示す設計

今回のブースは「木工＝静的」というイメージを覆し、壁面を伝達力のある訴求のデザインとすることでより強いアピール力を確保しています。安定感のある造作と高い情報伝達力を兼ね備えたこの設計は、木工ブースでもダイナミックに商品を見せられ、訴求を強く行える好例といえます。食品展示に必要な「清潔感」「信頼感」も表現しつつ、商材の差別性と使いやすさをダイレクトに伝えることに成功しています。
また、黒を基調とすることで、色鮮やかな寿司ネタの色味を引き立たせ、高級感も演出しています。
このような、食品ならではの演出は、機械やITの展示ブースとは違うデザイン能力を求められますが、グラフィックデザインの分野でも様々な経験を有する当社デザイナーのデザインによって、的確なブースをご提案できます。

豊富なノウハウによるデザインでサポートします

当社では、そのように、看板の内容一つとっても多くの経験によるノウハウがあります。
常に集客できる展示会ブースを設計・施工することを意識ししたデザインによる自慢「提案力」を是非、御社の展示会の成功にお役立ていただけたら幸いです。
ブース装飾でお悩みでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。